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現状渡しで不動産を売却するメリットと注意点とは？
2023-03-14
不動産売却の際に検討したいスタイルの一つとして、「現状渡し」という方法があることをご存じですか？
売却側にも購入側にもメリットがある方法なので、これから不動産売却を考えている方であれば、ぜひ知識として覚えておくことをおすすめします。
そこで今回は、現状渡しとは何なのかについて、また、現状渡しの方法で不動産売却をするメリットや注意点についてもご紹介していきます。
現状渡しとは？コストをかけず早く不動産売却できるというメリットも
不動産売却における「現状渡し」とは、不動産に修繕が必要な箇所があったとしても、手を加えずにそのままの状態で引き渡しをする売却方法のこと。
もちろん、売買契約前に破損箇所や問題点について購入者にしっかりと告知をし、双方同意のうえで売却へと進みます。
その際には、現時点で起こっている不具合だけでなく、過去の不具合や修繕の記録などについても告知が必要です。
現状渡しで不動産を売却するメリットとしては、修繕費用がかからないため、売却時のコストを抑えられるという点があげられるでしょう。
ただし、事前にお金をかけてリフォームをしておくことで、結果的には不動産が高く売却でき、リフォーム代以上の利益が出る可能性もあります。
もうひとつのメリットとしては、リフォームや修繕のための期間を設ける必要がないため、不動産をはやく売りに出せるということ。
つまり「現状渡し」とは、売却時にコストをかけず、スピーディーに売却を進めたいと考える方にメリットの大きい方法だといえます。
売却後にトラブル発生のリスクも？現状渡しで不動産を売却する際の注意点
現状渡しで不動産を売却する際の注意点としては、「不動産の状況を正確に把握できていないとトラブルに発展しやすい」ということです。
売却後、契約書に記載のない瑕疵が見つかってしまうと、売却主は「契約不適合責任」を負わなければなりません。
現状渡しに限らず、中古不動産を売却する際には注意すべき点だともいえます。
特に現状渡しの場合は、不具合箇所の把握が難しいと考えておきましょう。
また、そういったリスクを回避する手段として「インスペクション」という方法があります。
インスペクションとは、専門家による不動産の状況調査のこと。
多少の費用が必要にはなりますが、売却後のトラブルを避けるためにも検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
売却に向むけてリフォームや修繕をおこなわない「現状渡し」の不動産は、リフォームを済ませた一般的な中古物件と比べると、建物の状況がそれぞれ大きく異なります。
売却する不動産の状況をしっかりと把握したうえで、適切な価格を設定しましょう。
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