2023-06-01
不動産売却をしようとしたときに気になるのは隣の家からの越境です。
屋根のように空中でこちらの敷地に入ってきてしまっている場合、売却はどのようにおこなうのでしょうか。
今回は不動産売却時に問題になる屋根の越境が発生する原因や、それらがあった場合の対処法について紹介していきます。
このような状況に置かれている物件を売却する予定の方はぜひ参考にしてみてください。
古い建物などであれば、昔の建築基準では境界線を決めずに物件を建築していたという影響もあり、屋根などの建築物が越境してしまうという場合があります。
こうした建築物の影響がある場合は勝手にこちらで排除することは当然できないので、売却する際には説明義務が発生します。
隣の敷地に埋まっている大きな木などの植物が成長してしまったがために、自身の敷地に入ってくるという場合もあります。
この場合も勝手に排除することはできないので、きちんと隣の敷地の方と相談の上、対処する必要が出てきます。
枝の越境の場合は越境状況の解消を求めるために自身の敷地にはみ出してきた枝を切除するように依頼することが可能となっています。
こうした依頼や請求があった場合は敷地にはみ出させてしまっている方は応じる必要が出てくるのです。
しかしなにかしらの理由で侵食していても、枝木を切らないと言った取り決めがあるのであれば、売却時には説明が必要となります。
隣の家の方とある程度話し合いをして平和的に解決している自身であれば問題はありませんが、買い手の方が細かく気にするようであればそうはいきません。
越境問題はなるべく先に解決しておきましょう。
屋根や樹木などが影響している際には、売却前に境界確認をしておきましょう。
古い建物の場合は前述したように当時と測量技術が違うため、正確に境界が計測されずに建築物が設計されています。
契約時にはこうした部分も考慮しどのように隣の家の物がはみ出しているかの説明をしっかりするためにも境界確認をおこなっておきましょう。
また可能な限り売却前にこのような問題を解決しておくのも重要となります。
隣の敷地に住んでいる方に直接交渉をし、屋根樹木の越境について相談の上対応してもらうということです。
もしもすぐに解決できないということであれば覚書を交わしておきましょう。
不動産売却の際、隣の家からの屋根の越境はトラブルに発展する原因にもなりかねません。
こうした越境が見つかった際の対処法や、そのような状態でもスムーズに不動産の売却ができる方法などをしっかりと不動産会社などに相談の上対応していくようにしましょう。
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